Amazon Payの特徴からShopifyへの導入方法を紹介します
Amazon Payとは
Amazon Pay(アマゾンペイ)は、Amazon.co.jpのアカウントに登録されている情報を使用して、オンラインでお支払いができる決済サービスです。
Amazon.co.jpのアカウントに登録されている住所情報とクレジットカード情報を使用して、Amazon.co.jp以外のサイト(Shopifyなど)でお買い物ができます。ユーザーはAmazon Payを使用すると、商品購入時に住所などを入力する手間が省けるため、スムーズに安心してお買い物ができる購入体験を提供することができます。
Amazon Payを導入する3つのメリット
メリット①
Amazonのブランド力や信頼性により初めてでも安心して買い物できる
メリット②
住所入力・カート情報の購入者の手間が省ける!手軽でスムーズな購入体験を提供できる
メリット③
購入者の決済のハードルを下げられる事で、購買意欲を促進し、売り上げの向上へ
【3つのステップで紹介】Amazon PayをShopifyへ導入しましょう!
まず、Amazon Payのアカウント申請を行いましょう!
ShopifyでAmazon Payを導入する際に、まずはAmazon Payのアカウントを事前に申請・取得する必要があります。
下記のリンクよりアカウント申請が可能です。
> Amazon Pay申請フォーム
◉注意点:
・アカウント申請できるのは法人のみとなります。(現時点では個人での申請は受け付けていません)
・審査に1〜2週間かかることがあります。サイトオープン予定日よりも余裕を持ってお早めに申請しておくことをおすすめします。
STEP1: Shopify管理画面の準備
Shopifyストアの管理画面にログインしてください。左下にある歯車マークの「設定」をクリックし、画面中央あたりにある「決済設定」を開きます。
決済設定の中段あたりに「Amazon Pay」の設定項目があります。赤枠で囲ってある「Amazon Payを有効にする」をクリックします。
画面が切り替わると以下の画像の様にAmazon Payの必要情報を入力するページが表示されます。
この必要情報をAmazonの管理画面から転記(コピー&ペースト)する必要がありますので、この画面は開いたまま、お使いのブラウザで別ウィンドウを開いて次のSTEP②に進みます。
STEP2 : Amazon Pay管理画面(セラーセントラル)へのログイン
別ウィンドウで「Amazonセラーセントラル」のログイン画面を開きましょう。
Amazonセラーセントラルにログインできたら、ページ上部にご自身の社名の右側にあるドロップダウンメニューから「Amazon Pay(本番環境)」を選択し、「インテグレーション」をクリックし、「インテグレーションセントラル」を開きます。
「インテグレーションセントラル」の画面で「アプリケーションを確認する」ボタンをクリックしてください。
以下のクライアントID/Store ID設定の管理ページが開きますので、該当するストアを選択して「編集する」リンクをクリックします。
編集画面が開きましたら、以下の内容を登録しましょう。
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アプリケーション名またはストア名:サイト名を入力ください(購入者に表示されます)
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説明:サイトの説明(管理上のもので購入者には非表示になります)
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(任意) ロゴのアップロード:サイト内でAmazonにログインする際に表示されます。
画像は自動的に150×50pxに変更されるため、同等の比率の画像をアップロード下さい。 -
プライバシーポリシーURL:サイト内の該当規約ページのURLを入力ください
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(任意) 許可されたJavaScriptオリジン:Shopify管理画面側に表示されているURLを貼付します
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(任意) 許可されたリターンURL:Shopify管理画面側に表示されているURLを貼付します
先ほど開いたままにしておいたShopify管理画面上に表示されている2つのURL「許可されたJavaScriptオリジン」「許可されたリターンURL」を入力し、「変更を保存する」ボタンをクリックします。
STEP3 : 取得した各ID・アクセスキーをShopifyへ反映させます
改めて、先ほどの「Amazonセラーセントラル」画面上部の「インテグレーション」から次は「MWS Access Key」を選択します。
画面が開くと、ShopifyのAmazon Payの決済設定画面に入力する必要がある各情報が表示されます。
「シークレットアクセスキー」は「シークレットを表示」ボタンを押すと表示されます。
STEP:1で開いたままにしたShopifyの管理画面にAmazonのページの赤い番号の内容に沿って、コピー&ペーストして下さい。
上記の入力が完了しましたら、最後に「Amazon Payを有効化する」ボタンをクリックすると、Amazon Payが反映されます。
Amazon Pay導入の際の注意点
販売管理者と購入者の両者にとって、とてもメリットのあるAmazon Payですが、注意点がございます。
導入する前に以下の注意項目についてもしっかり確認しておきましょう!
リターンURLに相違があると決済が通らない
Shopifyでストア開店前に独自ドメインを接続していない状態で設定を行った場合(例:〇〇.myshopify.comのドメインの状態のまま)、ストア開店前もしくは開店後に独自ドメインを割り当てて、URLが〇〇.comなどに変わる場合、そのまま利用するとエラーが起きてしまいます。Shopifyに独自ドメインを接続する場合、ドメイン接続後にAmazon Payの設定をしましょう。
海外販売向けに販売する場合は注意
海外販売の展開を検討している場合も予め注意が必要です。なぜなら、Amazon Payは日本のAmazonアカウントのみしか登録ができないので、国内ユーザーによる日本円のみの利用になります。
そのため、ドルやユーロなどの外貨は原則利用できないため、予め注意しましょう。
Buy Button(購入ボタン)使用時は注意が必要
Shopifyの標準機能で「Buy Button(購入ボタン)」という「販売チャンネル」を追加することができます。
この「Buy Button」は外部サイトや外部ブログなどに商品を紹介してもらい、そのままそのサイト上から購入ができるようになるとても便利な機能です。しかし、元のサイトでAmazon Payを導入している場合には対策が必要となります。
対策方法:
この機能を利用し外部サイトでAmazon Payで決済させるには、上記の導入手順で紹介した以下の入力項目をShopifyの管理ドメインのURLで追加しましょう。
・JavaScriptオリジン:Shopifyの管理ドメインURL(〇〇.myshopify.com)を入力します
・リターンURL:設定済みのURLを上記同様にShopifyの管理ドメインのURLに差し替えます
上記の設定をすることで、「Buy Button」での購入時でも決済エラーが起きる事なく、購入手続きを完了できます。
おわりに
いかがでしたでしょうか?販売管理者と購入者の双方にとてもメリットがあるAmazon Pay決済サービスは是非、導入しておきたい決済方法かと思います。
また改めての記載になりますが、Amazon Payは事前にお申し込み・審査の承認が必要となります。
審査承認がされるまではご利用になることができないので、Amazon Payの導入をご検討されてる場合はお早めに申請しておきましょう!